感動を呼ぶということ

今日は日中、チームで練習試合に行ってきた。

 

ところが、行ってみるとチームの主軸のセンターは風邪でお休み。

 

副キャプテンは足が痛いとの事。

 

初心者しかいないチームなので、控え選手の現時点での台所事情は厳しく、試合に出れる力のある選手はちょうど5人。笑

 

その内の2人は1年生。

 

しかも、相手は京都市のベスト8レベルの強豪チーム。

 

「◯◯がいなかったから試合に負けた」というのは言いやすいけど、僕は言いたくない。

 

事情の厳しいゲームの中で、自分達で最善を尽くし自己解決していけるチームや選手に成長してほしいと思っている。

 

最初はやはり、弱気なプレーが頻出してしまい、かなり厳しい言葉も選手に言っていた。

 

でも、とにかく今日は結果ではなく、今の状況で最善を尽くし続けるという事を要求し続けた。

 

ミスをしても、点差がいくら離れてもチャレンジして、アタックしていればOK。

 

途中、何度か選手も心が折れそうになったり、体力的にしんどい場面もあったが、何とか1日頑張りきる事ができた。

 

結果が出ない中で、頑張り続けるというのは思った以上に辛いものである。

 

相手が強くなればなるほど、自分達の思い描いたプレーはさせてもらえない。

 

でも、その中でアタックし続けていかないと活路は絶対に見出す事はできない。

 

特に、主軸の選手以外の選手が、この経験をする事ができたのは非常に大きな収穫だと思っている。

 

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試合は昼過ぎで切り上げて、選手は帰宅し、僕は夕方に滋賀県で行われるWリーグの試合を観戦しに行ってきた。

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高校の同級生が今なおプレーしているので、その応援に足を運んだ。

 

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(ベンチの真裏で見る事ができました!)

 

僕の同級生はトヨタ紡織に在籍しており、対戦相手は女子のトップリーグ絶対王者のJXだった。

 

日本代表や高校、大学など各カテゴリーのスーパースターが在籍している。

 

戦力の差は明らかだ。

 

しかし、試合が始まってみると、トヨタ紡織のプレーに驚かされた。

 

DFもOFも常に動き続け、相手に対してしつこく粘り強くプレッシャーをかけ続けていた。

 

前半は39-44と僅差で折り返したものの、後半は相手に対応されてOFの攻め手が無くなったり

 

上手くウィークポイントを攻め込まれたりとジワジワ点差が開いてしまった。

 

最終的に24点差で負けてしまったものの、試合内容は点差は感じさせないものだった。

 

そして何よりも、最後まで戦い続けリングにアタックする姿に感動した。

 

試合後、彼女達が奮闘する姿に、自分達のチームの姿を照らし合わせた。

 

彼らは、普段から本当によく頑張っている。

 

これまで以上に、練習も厳しく体力的にもしんどいだろう。

 

要求される事に対して、すぐに答えることのできないもどかしさや悔しさに何回もぶつかってきているだろう。

 

でも、まだまだ自分達が掲げる目標に向かう覚悟も取り組みも出来ていないように僕には感じるし、そこを妥協してほしくない。

 

そして、戦い続けるという姿をコートの中で見せてほしい。

 

そうして、取り組む姿というのがきっと、観ている人達を感動させるのだと思う。

 

スポーツを行なっている以上、試合に勝つことは大切な要素だ。

 

でも、それ以上に人に感動を与えるという何事にも変えがたい経験はきっと、自分の人生にとっての宝となると僕は思っている。

 

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今日はちょっと色んな感情が混じっていますね。笑

 

 

では、またのちのち。